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&size(30){【バケモノとは何か】}; 他の世界を喰らい取り込む、移動する世界。 いかなる状況であってもそうしようという意思さえあれば、自らの世界を解放し、その影響力が及ぶ他の世界全てを自分の世界に加える。 それぞれが必ず概念と名前を持っており、概念は世界が持つ性質やルール、名前は世界の形をそれぞれ現している。 例えば『[[戦争]]』の「黒天塵界」は、『戦争』という概念に基づいて世界に存在する全ての存在は死ぬまで戦い続け、死ねば蘇るというルールを持っており、「黒天塵界」の名の通り、黒い空に覆われ砂埃が立ち込める荒野に満ちた世界である。 概念は変わる事は無いが、名前は成長する際に変化する事も有り得る。 &size(30){【バケモノの歴史】}; 最初に存在したバケモノ『[[創造]]』は、己の理想である世界を作る為に、[[名付き]]と呼ばれる理想となるバケモノを収集させる為に『[[混沌]]』を、また抑止力として『[[破滅]]』を、リセットの手段として『[[無限]]』を産み出す。 また[[神]]を作り出し、多種多様な数多の世界を作らせた。 世界が多様になればなるほど、バケモノの個体差も激しくなり、"名付き"となるバケモノが生まれる可能性もそれだけ高まる為である。 『混沌』は暗躍してバケモノをネズミ算式に増やして行き、増加しすぎた場合は『破滅』を送り出して間引きするか、それで収まらなければ『無限』が出てきてすべてのバケモノと世界を呑み込みリセットする。 この繰り返しを、永劫と繰り返している。 &size(30){【バケモノの能力】}; バケモノは全員、共通して以下の能力を持っている。 ''●己の世界の解放'' 分身の状態において、自分の本体である世界を解放する能力。 [[侵蝕]]とも呼ばれる。 ありとあらゆる方法をもっても妨害不可能。バケモノの意思一つで瞬時に発動する。 また、バケモノはすべて他のバケモノの世界においては、規模差に関係なく世界を解放する以外の行為は何もできない。 二つ以上のバケモノの世界が解放され、他のバケモノの世界を喰らおうとした場合は、喰らい合いとなる。 喰らい合いが発生した時点での[[規模]]差が大きい方が、他の自分より規模の小さいバケモノすべてを喰らい取り込む。 これらはすべて強制的かつ一瞬で発生する現象であり、解放したバケモノ自身も途中で止める(喰らうのを止める)事はできない。 これらはすべて強制的かつ一瞬で発生する現象であり、解放したバケモノ自身も途中で止める(侵蝕を止める)事はできない。 ''●己の世界の法則制御'' バケモノは自らの世界においては極めて強力な影響力を持っており、法則も自由に制御ができる。 この制御力は成長と共に強まって行くが、生まれたてのバケモノでも世界から酸素や魔力といったものを吸収し、枯渇させる事くらいはやってのける。 ある程度成長したバケモノならば異能の発動や物理法則そのものを改変し、一切の行動を封じる事も可能。 その性質上、自然の力そのものである精霊や、自分が創造した世界からバックアップを受ける神に対しては絶対的な優位性を持つ。 ''●他のバケモノの察知能力'' バケモノであるかどうか、バケモノがどこにいるかを察知する能力。 基本的には距離が近ければ近いほど精度は高い。 ''●他のバケモノとの規模差の察知能力'' 自分と相手の規模差を察知する能力。 最低でも自分の規模が相手よりも小さいかどうかを把握する事はできる。 バケモノにとって規模の差とは絶対的なものであるため、察知能力と同じ様に生存本能に基づくものであると予想される。 侵蝕の効果範囲内にいるならば、少なくともその存在と、自身との規模差は極めて正確に察知できる。 &size(30){【バケモノの能力(非共通項)】}; バケモノの能力は千差万別ではあるが、一部の例外を除いて大半のバケモノが持っている能力というものは存在している。 以下はバケモノが持つ能力の中でもポピュラーなもの。 ''●[[眷属]]の創造'' 自分の世界内で生まれた、あるいは生まれさせたもの。生命体とは限らず、道具の事もある。 明確な意思を持つものはほとんどなく、文字通り主であるバケモノの手足となってその意のままに動く。 命じられれば命じた通りに行動する、ロボットのようなもの。 自分の世界内で「眷属」と呼ばれるものを生み出す。あるいはいつの間にか生まれている。 生まれるとは書いたが生命体に限定されるわけではなく、道具の事もある。 明確な意思を持つものはほとんどなく、文字通り主であるバケモノの手足となってその意のままに動く。命じられれば命じた通りに行動する、ロボットのようなもの。 眷属は概念の影響を非常に強く受け、バケモノによって姿かたちや出来る事は大きく異なる。 ''●[[血族]]化'' 他の世界で生まれた生物を[[汚染]]して血族に変える。 血族は眷属とは比較にならないほど強力な存在であり、程度はバケモノや汚染度によって様々だが、元の生物から著しく強化されている。親となったバケモノが持つ概念から派生した固有能力を持つ者も少なくない。 眷属と違い自由意思を持つが、親であるバケモノの命令には逆らえない(渋々従う感じ) 長い年月をかけて成長するとバケモノになるものもいる。 ''●[[仔]]'' 他のバケモノと己の規模を混ぜ合わせ、他のバケモノを産み出す。 ある程度の規模が必要なため、成り立てのバケモノ同士では難しいが、どちらか一方が規模の大きいバケモノであれば可能。 仔は生まれたその時点でバケモノである。 その時点で独立状態にあるため、命令を強制する事はできないが、"親"となったバケモノに対しては従順な傾向にある。 "親"の規模が大きければ大きいほど強力な仔が生まれる。 &size(30){【バケモノの性質】}; 能力と同様に、その性質も多岐にわたるバケモノであるが、大多数のバケモノが持つ性質、ないしは本能的なものは存在する。 ''●偽物への嫌悪感'' 己の姿形を模倣するもの、或いは自分を名乗る者に対しての強烈な嫌悪感。 生半可なものではなく、それこそ存在を知れば完全消滅させようと即動き出す程の強力な衝動であり、抑制できるバケモノは最上級においても稀。 バケモノは世界に己を認識させる事で触覚を出す存在の為、他者の認識に依存したあやふやな存在であるため、彼等にとって模倣とは存在維持に対して妨害行動となる。その為、彼等の生存本能的な衝動が働くのだろうという説もあるが、本当のところは分かっていない。 バケモノは世界に己を他者に認識させる事で[[分身]]を生み出し活動する事ができる、いわば他者の認識に依存したあやふやな存在である。そのため彼等にとって模倣とは自分への認識を歪める攻撃行動に等しく、それ故の衝動なのだろうという説もあるが、本当のところは分かっていない。 ''●社会への関与'' バケモノは[[分身]]を使い、関わる世界の多くは何かしらの社会性を持つ生命集団のコミュニティであることが大半である。 バケモノは「命あるもの」に興味を持ち、彼等に対して形はどうあれ、接触を試みようとする傾向にある。 |