夢に見た者を汚染させる害悪。振り返れば死ぬ、奈落の夢。
夢幻以上の規模を持つバケモノが眠りにつく際に、本人の意思とは関係なく稀に発生する悪夢。
また、夢を通して誰かを汚染させたり干渉を仕掛けようとした際に発生する事もある。
夢幻の領域に発生し、そこから根を広げるようにして人々の夢に侵入し、夢を通して人々を汚染させるという他の悪夢とは比較にもならない危険性を持つ。
最低でも悪夢としてのランクは6であり、夢幻にとっては不定期に発生する予測不能の災害のようなもの。
過去最悪の黒の夢は夢幻継承戦時に混沌が発生させたもの。
これは一夜の間に夢幻の領域に繋がるすべての夢みるものを一気に汚染させる程のかつてない大規模なものだった。
夢幻の領域内でここまで強大な黒の夢にできたのは混沌の能力もさることながら、現在の夢幻が人間であった頃の姉を核に使用したため夢幻の領域とシンクロしていたというのが大きい。