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恐怖

Last-modified: 2019-02-19 (火) 15:30:13

【概要】
『恐怖』の「暗楽怪道(アンラクカイドウ)」。
不定形で基本的に姿を現す事は無い。
どうしても必要な場合には、対象にとって「もっとも出会いたくないもの」あるいは、過去のトラウマに起因した姿を見せる。

【性格】
一言で表現するなら狂った劇作家。自身の世界で起こる悲喜劇をすべて演劇と捉える。
生存の危機に陥った生物が必死に、生きるために見せる勇気と臆病、慈愛と冷酷、愛情と憎悪、獣欲を満たそうとするものと最期まで誇り高く在ろうとするもの。そういった命のドラマと呼ぶべきものに魅せられており、故に何の変哲もない生物、特に人間をさらい、様々な趣向を施した死と隣り合わせの空間へと誘い込む。
要は洋館に閉じ込められて怪物に追われながら脱出とか、幽霊絡みの連続殺人事件とか、そういうもの。

時に、本来は絶対者である時空を支配する魔女や、空間を塗り替える吸血鬼、高位の悪魔等を引き込み、彼等の能力を奪って、同様の"劇"を行う事もある。

慇懃無礼で頑固。自閉的で保守的。
基本的に他者の言う事は聞かず、自分の世界に閉じこもりきりになる。その様は、何処か妄想に狂う王侯貴族を彷彿させる。

【モチーフ】
その世界におけるあらゆる怪奇のすべて。
強いて言うならば「怪奇譚」そのものこそがモチーフ。

【能力】
・恐怖伝染
自分の世界を既存の世界へと染み込ませ、世界の一部を恐怖の舞台へと変貌させていく能力。時間をかけて限定的に世界を変質・侵食する能力とも言える。
侵食にかかる時間は舞台の規模に比例する。
恐怖の規模以下であるならばどれだけ広範囲でも舞台に変貌させる事が可能で、過去には惑星1つを己の舞台に変えた事もある。
ただ、そのような広範囲の舞台を作る事は非常に稀で、多くは小村程度。建物一つ分という事も珍しくはない。
なお、舞台として選ばれるのは過去に凄惨な事件があったり、不気味な伝承・伝説が残る地域である事が多い。

能力の発生と同時に不定期に、この地域と因縁のある、または波長の合った生物を引き込むようになる。この時、引き込む生物は基本的には無差別だが何かに興味をもった恐怖が特定の対象を引き込む事もある。
恐怖の「舞台」へと引き込まれた対象は閉鎖された舞台にて死と絶望の「恐怖劇」に強制的に参加させられ、恐怖を楽しませる「役者」として扱われる事になる。
一応、役者が実現可能な生還手段は必ず存在しており、条件を満たせば無力な一般人であろうと生還する事ができる。

【世界】(ランクB)
世界の形は一面の闇。これは恐怖の世界は上記の侵食能力によって他の世界に上書きする事を前提としたもの故であり、本質的には不定形。

世界のルールは「何人たりとも無力であれ
恐怖自身が許可しない限り、あらゆる能力は封じられ、身体性能も一般人程度まで落ちる。
不死性や怪力等の、本来は妨害しようのない能力さえも封印されるだけでなく、精神力や痛みに対する耐性、痛覚も凡人並になる。
修練の果てに精神を殺す術を学んだ暗殺者、長い年月を生きた魔女、痛みという概念の存在しない悪魔ですら、この世界においては骨を折れば激痛に泣き叫び、死の恐怖に怯え惑う。

【血族・眷属】
様々な怪奇生物を眷属として従える。

【他のキャラクターとの関係性】
混沌 友人関係

【備考】
芸術家肌の性質ではあるが、舞台が混沌とする事を好む。
想定していなかった第三者の来訪、思わぬ闖入者による手助け、すべて彼にとっては歓迎すべき事である。
その為、そういったちょっかいを入れる混沌の事は「新鮮な刺激を提供する来訪者」として認識し、バケモノとしては稀な、混沌に対して好感を抱いている一柱。

【プレイヤー】
消夢