属性

神が持つ固有権能を示すもの。

複数の属性を持つ事が可能であり、また他者に譲渡する事が可能など相違点もあるがバケモノの世界の在り方を示す概念に近いものであるらしく、バケモノは自身の概念と同一の属性を持つ神に対して過剰なまでの殺意を抱く*1
これはバケモノが備える「自分と同じものを毛嫌いする」という特性にあると考えられる。
神の側が本能的に殺意を抱く事はないが、大抵の場合は安全を守るためにバケモノの排除に乗り出すので敵対関係になる。

属性1つにつき1種の固有権能を持っており、そのため属性が多いほど多くの権能を持つ強力な神である事の証明となる。これを自らのステータスと考える神も少なくない。
この属性をバケモノやその血族・眷属を除く生物に与える事で、その生物を神に変える事ができる。
属性さえあれば譲渡はどの神にも可能で、他者を神にする事は神にとっては非常に簡単な事だが神の間では神の座に加える者は厳選すべしという考えが非常に根強く、みだりに増やす事は好まれない。
これは問題のある神が増える事で世界運営がし辛くなる事への危惧の他、天敵であるバケモノの格好の餌を増やす事を阻止するためでもある。

ただし例外的に、同じ属性を持つが故にバケモノから狙われた場合、逃れるために適当な生物に原因となった属性を与えて生贄にする事は許されている。

また、この属性は自分の持つ属性が1つだけであっても譲渡ができるが、属性が無くなった者は神としての権能を奪われた「元・神」となる。
神であった期間が短ければ、そのまま神になる以前の生物と変わらずに生きる事が可能だが、長ければ(大体10億年程とも言われている）神が持つ強靭な肉体と精神や老化が遅い、回復力が早い、など一部の能力が残る事もある。

なお、属性は神として活動している年月に比例して増加していく。
属性が少なければ少ないほど短い期間(1つなら1000年程)で増加していく事で知られており、現在、個人の神が持つ属性の最大数は12とされている。