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伝承

Last-modified: 2016-03-12 (土) 00:04:30

【概要】
『伝承』の「古筆寺院(コヒツジイン)」

極東は平安時代に製作された無銘の巻物。
地を渡り、海を渡り、世界を渡り、電子を渡り、様々な時代から異世界を渡り歩いた。
最後の所有者であったバケモノに触れたことで、禁書と成り果てた末に生まれたバケモノ。

無銘故に特筆した名前も与えられていないが、人間社会に適合する仮の名前として『紫苑』と名乗っている。
平安時代では優美な色として紫が挙げられていたことから、その名を冠する花を選んだ。

世界に現れる際にはその土地の伝承ごとに容姿・服装がかわる。
ただし記録されていない、または記録すら残らないような世界では効力を発揮できず、最初に登録された和装の麗人の姿で現れるようになる。

決まった性別すら無く、世界によっては男性にも女性にもなれる。

長い銀髪と金色の眼。顔を隠す黒布と鬼の捻れ角の装飾を身に着けた16~18歳ほどの人間風貌。

最初に取り込んだバケモノの行動原理を引き継いでおり、バケモノや神、生命、生物の目撃者となり、存在を記録することを目的とする。そのため善悪になど興味は無く、出会う世界によっては敵にも味方にもなる。

【性格】
男性の姿では自らを『予(われ)』女性の姿では『妾(わたし)』と呼称する。
古風な言葉遣いで詩を唄うように流麗な言葉を紡ぐ。
高貴な色を好むことから格式の高いものに取り入ることへの執着が強い。格上と認めた者には敬意を表し、隙あらば従僕になりたがる。
人の世に降りる際は王族らに取り入ることで社会的な地位を確立して観測している。
恋物語を主体にして構成された影響か、恋愛事には聡い。

主人格である和装の麗人は巻物の製作者として振舞っている。男女の区別が付かない。雅なものを好む冷淡な人間。

元々が書物らしく炎と虫、日焼けすることを嫌う。

【モチーフ】
古今和歌集・更科日記・源氏物語などの平安時代の書物
あるいは九十九神

【能力】
・相伝
あらゆる世界、国、土地、種族、一族、家庭によって伝えられた秘伝を把握する能力。
自身の理解が及ばない内容についてはただ「知っている」ことしかできない。

・吹聴
口承によって伝えられた内容を正確に伝えることが出来る。
伝える際には後述する"上書"のように嘘を付けない。
理解できなくともただ知っている内容のみを話すことも可能で、理解すれば発狂するような呪文でさえ口に出来る。

・上書
記された結果を改竄する。具体的には世界に対し「そうあった」と伝えることで、因果を逆転。考証・結果の異なる解釈を植えつけることで事象や物事、歴史、存在そのものの改変を行う。
世に伝承された逸話は時が経つに連れて、間違った解釈で歪められるという伝承のあり方を表した能力。
『伝承』本人は物事を正確に伝えたいことからこの能力をあまり使いたがらない。

【世界】(ランクD+)
長い階段に山門を構える古びた寺院。その本質は境内に祀られた巻物。
この世界にいる来訪者は等しく墨絵を施された姿となる。
己の世界として取り込んだものが常に新しい階層へと連なり、奥へ進めば古きものが迎え出てくる。

世界のルールは「伝えよ
伝承の世界では何かを伝えることがルールとなる。
紙面の上では炎も虫も、原子を焼き尽くす光も、輝きを飲み込む闇さえも絵や文字情報として表現されてしまい、本来の力を雲散させる。
竜や虎の描かれた絵の間。時に神を模倣し称える間。深きものを垣間見ることができる間など、巻物を読み進めるごとに難解な言語・抽象画で描かれるようになる。

【血族・眷属】
様々な妖怪、UMA、都市伝説。
神や悪魔の模造などの存在が曖昧なモノを従えている。

【他のキャラクターとの関係性】
欺瞞 知り合い。伝承を求めた先で見つけた。
不死 和装仲間。自分よりはるかに高位のバケモノということで気に入られたがっている。
恐怖 需要と供給。新たな物語のきっかけを提供し、結果を享受する。

【備考】
元人間らや純正とは違って無機物からバケモノに成り上がった稀有な存在。
元所有者であったバケモノの名は『記録』
物質に特化した汚染を可能にし、アカシックレコードとして君臨する筈だった。
しかし『伝承』が所有者である彼を喰らったことで消滅してしまう。
人間としての感情は知っているが、それを表すだけの自由な表現は不得手。
眷属の内の神や悪魔の模造は単純に伝承上で知られる内容をそのまま具現化しているだけである為、そのままではオリジナルには遠く及ばず模倣という域にすら達していない。
ただし伝承に尾ひれが付いて拡大解釈された逸話などはオリジナルを凌駕することもある。

【プレイヤー】
えーや